パリではヴァンヴやクリニャクールなどの蚤の市が開催されています

パリではヴァンヴやクリニャクールなどの蚤の市が開催されています。蚤の市はフレンチスタイルのアンティークが溢れ、「お気に入りの一点もの」を求めるフランス人の姿がそこにはあります。フランス人を魅せてやまない、フランスの蚤の市とは、どのような場所なのでしょうか。

ヴァンヴの蚤の市

ヴァンヴの蚤の市。このブロカントは、土日の朝7時から13時までしか開いていない、パリの伝統ある朝の蚤の市

まず最初にご紹介するのが、ヴァンヴの蚤の市です。このブロカントは、土日の朝7時から13時までしか開いていない、パリの伝統ある朝の蚤の市です。

13番線のポルトドヴァンヴ駅を出て、少し歩くとマークサングニエール通りに露店が広がっています。朝8時過ぎに訪れたところ、すでに多くの人で賑わっていました。このブロカントはいわゆる目利きと呼ばれる人たちも集まるところで、7時の開店と共に訪れ、目ぼしい物を手際よく購入していくのだとか。目利きらしい人たちがスーツケースを持って訪れる姿がありました。

ヴァンヴの蚤の市だけではありませんが、フランスのブロカントは、お店ごとに個性が溢れているのが特徴です。

 

フランスの蚤の市。アンティークのシルバーカトラリーを主に扱っている露店。

こちらのお店はアンティークのシルバーカトラリーを主に扱っている露店。現在はステンレスのカトラリーが一般的ですが、フランスでは、伝統的に富裕層の家庭では銀のカトラリーを使用していました。現在でも家によってはシルバーカトラリーを次の代へ受け継ぐという伝統があるのだそう。

シルバーカトラリーは手にすれば一生ものと言われいます。ステンレスと違って、しっかり手入れをしなければなりません。しっかり磨けば、ツヤが出て、味わい深い光沢を放ちます。シルバーカトラリーに惹かれる人は後を絶ちません。

 

フランスの蚤の市。アンティーク雑貨が並ぶ。

ヴァンヴのブロカント。シンプルで上品なアクセサリーから、洗練されたデザインのアクセサリーまで。

ヴァンヴのブロカントではアンティークのアクセサリーを扱っている露店も多くあります。

シンプルで上品なアクセサリーから、洗練されたデザインのアクセサリーまで、アンティークならではの個性的なアクセサリーが並んでいます。

 

ポップで愛らしいデザイン絵本やポストカードなどを取り扱うフランス蚤の市露店

フランスでは、アンティークの絵本やカードを部屋の飾りにしている人もいます。

個人的に目が引かれたのは、ポップで愛らしいデザイン絵本やポストカードなどを取り扱う露店。よく見るとフランスっぽいユーモア溢れるデザインが多く、一つ一つ手にとって眺めてみたくなるものばかりです。フランスでは、アンティークの絵本やカードを部屋の飾りにしている人もいます。

 

 

ブロカントでは、アンティークの置物やインテリア小物を扱っている露店が多くありました

優雅なデザインのランプや眺めていると愛らしさの溢れる小物、アンティークならではの洗練された花瓶

ブロカントでは、アンティークの置物やインテリア小物を扱っている露店が多くありました。優雅なデザインのランプや眺めていると愛らしさの溢れる小物、アンティークならではの洗練された花瓶など、まなさに一点しかないものばかり。じっくりとお気に入りを探したくなります。

また、アンティークの家具を販売している露店もあります。モダンなものからアンティーク家具までと様々な家具が揃っています。

クリニャンクールの蚤の市

パリの北部、4番線の最終駅ポルトクリニャンクール駅から出て、高架下を歩くと、パリで最大のブロカント、クリニャンクールの蚤の市にたどり着きます。

次に紹介するのは、クリニャンクールの蚤の市です。パリの北部、4番線の最終駅ポルトクリニャンクール駅から出て、高架下を歩くと、パリで最大のブロカント、クリニャンクールの蚤の市にたどり着きます。

クリニャンクールの蚤の市は、クリニャンクールの蚤の市は以前は泥棒市と呼ばれていました。驚くことに、以前は泥棒をしてきたものを売る市だったのだとか。映画「地下鉄のザジ」の中でも、ちょっぴり胡散臭い蚤の市の様相が描かれています。

現在のクリニャンクールの蚤の市は、高級アンティーク家具や置物を扱うお店もあり、泥棒市と呼ばれた時代のブロカントとは違ったイメージとなっています。

ヴァンヴの蚤の市のように毎週末に露店で開かれている蚤の市とは違って、クリニャンクールの蚤の市ではアンティークショップが常設店として開かれています。お値段も露店のブロカントよりやや高め。しかし、品揃えは豊富という印象です。

クリニャンクールの蚤の市は大変広く、ヴェルネゾンマルシェ(Marché Vernaison)、ドフィンマルシェ(Marche Dauphine)、ビロンマルシェ(Marche Biron)、ポールベールマルシェ(Marché Paul Bert)のエリアに分かれています。ブロカント好きには一日では見きれないほどの、多種多様なお店があります。

クリニャンクールの蚤の市は大変広く、ヴェルネゾンマルシェ(Marché Vernaison)、ドフィンマルシェ(Marche Dauphine)、ビロンマルシェ(Marche Biron)、ポールベールマルシェ(Marché Paul Bert)のエリアに分かれています。

ヴェルネゾンマルシェは、クリニャンクールの蚤の市の中でも一番古いエリアです。雑多感あるブロカントで、以前の蚤の市の様相に近いかもしれません。家具や食器、置物やインテリア小物、古本、おもちゃなど、それぞれに特化した商品が魅力のお店が並んでいます。

ヴェルネゾンマルシェは、クリニャンクールの蚤の市の中でも一番古いエリアです。雑多感あるブロカントで、以前の蚤の市の様相に近いかもしれません。家具や食器、置物やインテリア小物、古本、おもちゃなど、それぞれに特化した商品が魅力のお店が並んでいます。店先にはテーブルが並べられ、商品を気軽に見られるのもこのエリアの散策の楽しみです。

ポールベールマルシェは、近年クリニャンクールの蚤の市の中でも、最もお洒落なエリアとして人気のある場所

ポールベールマルシェは、近年クリニャンクールの蚤の市の中でも、最もお洒落なエリアとして人気のある場所です。若手のアンティークショップのオーナーが集まり、ミッドセンチュリーの家具が豊富に揃っています。少々値段は高めですが、確かな商品が揃っていると評判のあるショップが並んでいます。

フランス人にとってブロカントとは

ブロカントはパリだけではなく、基本的にフランスのどの街にもあります。パリのような有名なブロカントでなくても、年に何回かしか開催されないような小さなブロカントでも、掘り出し物を見つけることもあります。フランス人にとってブロカントはスーパーやマルシェのように当たり前にある場所で、生活の一部になっています。

フランス人の家に行くと、素敵な家具やインテリアに出会うことがあります。「これ素敵ですね。」と話すと、「ブロカントで見つけたのよ。」という返事が度々返ってきます。「でもね古いものだから、メンテナンスは欠かせないのよ。」と古いテーブルや棚を前に話してくれました。

フランス人は古い物を大切に使い、そしてまた縁のある次の人へと受け継ぎます。ブロカントはそんな物を大切に使い続けるというフランス人の精神が感じられる場所でもあるのです。

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