コート・ダジュールの海

714日を過ぎると、フランスではバカンスモードが漂います。首都圏は、人気が無くなり、ゴーストタウンのようにひっそりとしているほど。一方リゾート地では、毎日がお祭り騒ぎといった様相で、多くの人で賑わうようになります。そんな夏のフランスでは、どのようにバカンスを過ごすのでしょうか。フランス人の好む夏のバカンスの過ごし方をお伝えします。

フランスのバカンスは長い

私の子どもはフランスで学校に通っているのですが、まず驚いたことは夏のバカンスが長いということ。幼稚園と小学校は7月の2週目から夏休みが始まり、831日で終わります。なんと7週間もあるので、この時期にバカンスに経つことがほとんど。フランス人が夏のバカンスを特別に楽しみにしているのは、この子どもの頃から夏習慣なのかもしれないと思うほどです。

6月ごろになると、挨拶がわりのように夏のバカンスはどこに行く?という会話は夏前の風物詩と言っていいほど、フランス人の間で交わされます。大体23週間のバカンスを取り、フランス国内や海外でバカンスを過ごす人がほとんどです。

次にフランス人の好む夏のバカンスの過ごし方を見ていきたいと思います。

海沿いで過ごす

コート・ダジュールの海

夏は海沿いで過ごす!というのが、フランス人の最もお気に入りの過ごし方ではないでしょうか。日本とは違い、フランスの冬は曇り空が多いので、フランス人は日差しが降り注ぐ環境に憧れを持っています。そんなフランス人にとって、南仏のコート・ダジュールやブルターニュなど大西洋側がバカンスの人気の地。海沿いで別荘や貸しアパートを借りて、2〜3週間過ごすフランス人は多くいます。また海沿いの地域に別荘を所有している人も多く、フランス人にとって海沿いで過ごすことの大切さを実感させられます。

コート・ダジュールのビーチ

海沿いでどのように過ごすかというと、海水浴を愉しむというのが、一番人気の過ごし方です。フランス人は、健康的に焼けた小麦色の肌が美しいとされているので、夏のビーチでは、日光浴をして一日中過ごすフランス人の姿が多くあります。また、フランス人は日本人に比べて海で泳ぐのが好き。23週間海沿いで過ごす間も、毎日のように海に行きます。私も以前1週間ほど、夏のバカンスを海辺で過ごしました。その期間、一緒にいたフランス人たちは毎日のように海に行っていました。海で泳いで、ビーチでゆっくりと過ごして、また海で泳ぐを繰り返して、過ごしました。

山にバカンスに行く人も

山沿いのバカンス

山沿いのバカンス

山沿いのバカンス

海沿いで過ごすバカンスより、山で過ごす方が好きという人も多くいます。山登りや川沿いでのアクティビティも充実しているので、山でのバカンスはゆったりしながらも充実したひとときを過ごすことができます。それに山で過ごすバカンスは、ビーチ沿いよりも人も少なく、自然を感じながら休暇を過ごすことができます。この季節日中は暑苦しさを感じますが、山沿いでは夜は20度を切るほどで、山で過ごすバカンスは過ごしやすいのが特徴です。実際私も、山にバカンスに行ったことがありますが、ハイキングをしたり、子どもたちはポニーに乗ったり、川沿いで水遊びをしたりと、海沿いでのバカンスとはまた違った楽しいひとときを過ごすことができました。

海外に行く

イタリアの地中海

夏のバカンスには、海外旅行に行くというフランス人も多くいます。行き先はイタリアやギリシャなど海が綺麗な地中海沿いの国が人気ありますが、夏の長期のバカンスでは、アジアなど遠い国に行くフランス人も多くいます。今フランスでは日本が人気のバカンスの地でもあるようです。

あえて旅行しないフランス人も

夏のパリ

夏のバカンスは、人が多い、料金も高いなど、デメリットが多いのも現実としてあります。子どものいない独身のフランス人はあえて夏の間は有給は取らず、9月以降に2〜3週間のバカンスを取る人も多くいます。夏のパリは人も少なくて、逆に過ごしやすいと感じる人もいます。セーヌ川でパリプラージュと呼ばれるイベントなども充実しているので、パリにいながらもバカンスぽい雰囲気に浸ることもできるのです。

フランスの夏のビーチ

フランス人の夏のバカンスは仕事から離れ、しっかりと休む大切なリフレッシュの時間。この夏のバカンスのおかげで、また9月から仕事を頑張るのだそうです。フランス人にとって夏のバカンスは、リフレッシュをして、活力を高める重要な時間なのだと実感させられます。