
フランスの秋の果物といえば、「りんご」を挙げる人も多いのではないでしょうか。フランスでは一番よく食べられる果物がりんごというぐらい、王道な果物です。今回は旬なフランスのりんごについて紹介したいと思います。
秋の訪れとりんご

フランスでは、一年中りんごを購入することができますが、新鮮なりんごが並ぶのは9月に入る頃。この季節、新鮮で美味しいがマルシェに並びます。まだ少し汗ばむ日もある中、フレッシュなりんごがゴロゴロと並んでいるのを見ると、もうそろそろ秋だなぁと感じさせられます。りんごは秋の風物詩なのです。この季節のりんごは、口の中に含むと瑞々しさがじゅわっと広がるほど、本当に新鮮!春や夏に食べるりんごとは、味わいが全然違う。りんごが特別好きというわけではない私も、この季節のりんごは食べたくなるほどです。
種類の豊富なフランスのりんご

フランスに来て驚いたのが、りんごの種類が豊富なこと!代表的なのがゴールデン、ガラ、ピンクレディー、…。正直、りんごの種類とその味はなかなか把握できない…、一体フランスにはりんごって何種類あるのだろう?マルシェに行って、りんごを購入したいと伝えると、「酸っぱいりんご、その中間?それとも甘いりんご?」と、購入するときに聞かれるほど、フランスでは好みに合わせてりんごを選んでくれます。毎度マルシェに行く度に、フランスのりんごはバリエーション豊かだなぁとつくづく感じさせられます。
実はフランスでは、日本のりんごの種である「ふじ」や「あかね」なども、栽培されています。特に「ふじ」りんごはフランスでも好きな人が多く、人気になりつつあるりんごの種類でもあるのです。
りんごのスイーツ

そんなフランスでは、りんごを使ったスイーツも豊富にあります。ここからはフランスのスイーツをご紹介!
子どもたちが好きなコンポット

コンポートは、スイーツではありませんが、フランスの子どもたちの代表的なお菓子です。コンポートとは、りんごやその他のフルーツを煮詰めて、ペースト状にしたもの。スーパーでも、コンポット売り場があるほど、日々フランスの子どもたちがおやつに食べます。砂糖を加えずにりんごを長時間煮ただけなので、子どもたちの健康にもよいのが嬉しいところです。
マルシェでも、少し痛んだりんごがコンポート用として安価で販売されていたりして、コンポートを家庭で手作りする人も多くいます。様々なバリエーションのりんごを混ぜて作るコンポートは絶品。りんごの奥深い味わいが感じられるコンポートになります。
りんごのタルト

フランスの家庭でよく手作りするお菓子のひとつが、りんごのタルトです。フランスではパイ生地がどこのスーパーでも売っており、簡単にりんごタルトが作れるので、家でも作りやすいお菓子なのです。フランスの家庭でよく作られるフランスのりんごのタルトは、切ったりんごをパイ生地の上に並べて、クリーム、卵、砂糖を混ぜたものを、上からかけて、オーブンで焼いたもの。ノルマンディー風りんごタルトと呼ばれています。そこにシナモンやアーモンドをのせて焼いても、奥深い味わいがでます。私もフランスでよく作るりんごタルトです。
その他に、煮詰めたりんごをパイ生地の上にのせて焼いたりんごのタルトもあります。日本でもよく作られるアップルパイと同じようなケーキです。何種類ものりんごを使って作ると美味しさも格別なものになります。
タルトタタン
タルトタタンは、フランスのりんごのお菓子として有名です。バターと砂糖で煮詰めたりんごを型に敷き詰めて、その上からタルト生地をのせて焼いたお菓子です。キャラメルの香ばしい香りとりんごの組み合わせがなんとも言えない美味しさです。
りんごの旬な季節が始まり、これから寒さが深まるフランス。冬の訪れと共に、温かいりんご菓子で、ティータイムを楽しみたいと思います。