フランス人のおうちに行くと、インテリアは勿論置いてあるのだけど、すっきりとしていて、綺麗な部屋で暮らしているのを目にします。すっきりとした部屋作りのコツとは?フランス人から学んでみたいと思います。

ゴミ箱を部屋に設置しない

フランス人のおうちを訪れてみて、気がついたことのひとつが目につくところには、ゴミ箱を設置しないということです。フランス人は、リビングや寝室などにゴミ箱を設置することを好みません。日本のおうちでは、各部屋にゴミ箱を設置しているのは当たり前ですよね。手の届く位置には必ずゴミ箱を設置しているという人も多いのではないでしょうか。リビングにゴミ箱がないなんて不便そう…と思われる方もいるかもしれません。

なぜフランス人はゴミ箱を各部屋に設置しないのでしょうか。その理由は、ゴミ箱がくつろぐ場所であるリビングや寝室にあるのは美しくないから。フランス人にとっては、ゴミを簡単に捨てることができる便利さより、ゴミ箱のない美しい部屋の方が大切なのです。何度もフランス人のおうちを訪れましたが、ゴミ箱が設置されない部屋は生活臭が感じられず、そのおかげでしょうか、すっきりとした部屋になっているように感じられます。

ではフランス人のおうちでは、どこにゴミ箱があるのでしょうか。フランス人がゴミ箱を設置する場所は大体キッチンです。徹底している人は、ゴミ箱はシンクの下などキッチンの中でも見えない場所に設置しています。ゴミを捨てるときにキッチンにまでわざわざ移動しなければならないて面倒だと思われるかもしれません。キッチンにしかゴミ箱がないことに慣れてしまうと、ゴミを捨てるときはキッチンへと動く習慣ができるので、実はそこまで不便なことではありません。それに、ゴミを捨てにいく時は、わざわざ家中のゴミを集めるということをしなくていいので、それはそれで楽ちんなような気もします。

机の上や棚には余計な物をおかないということを徹底している

フランス人のすっきりとした部屋作りのコツのひとつは、机の上や棚には余計な物をおかないということを徹底していることです。例えば、郵便物や書類は絶対にリビングの机や棚に置くことはしません。インテリアとして置いてあるもの以外のものは、基本的には置きません。では収納が上手なのかというと、とりわけ収納術が優れているわけではありません。ただ決めた置き場に片付けることを徹底しているように思います。例えば、郵便物や書類は開封したら、すぐにデスクの保管場所に置きます。余計な物を置かないということは、当たり前と言えば当たり前なことなのですが、すっきりとした部屋作りにおいてすごく大切なことだと感じます。

生活感が感じられるものは隠して、センスの良い物を見せる収納

フランスの田舎のおうちは、部屋数も多く、収納スペースもたくさんあるのですが、パリなどの都市部のアパートは狭いものです。狭くてもすっきりとした部屋を保っているフランスのおうちは、生活感が感じられるものは隠して、センスの良い物を見せる収納を徹底しているように思います。例えば、食器やアンティーク調のフライパンなどはインテリアの一部として見せる収納をするけれど、食料品のストックなどは徹底して見えないスペースに保管します。リビングでも、不便ではあるけれどティッシュペーパーの箱は生活感が感じられるので、あえて棚の中に置いている人もいるほどです。

物を買いすぎない

フランス人は古い物を大切に使い続ける文化があります。以前フランス人のライフスタイルを紹介した「フランス人は10着しか服を持たない」という本がベストセラーとなりました。実際フランス人は10着しか服を持たないかということはさて置いて、シーズンごとに服を購入したり、流行りの物を買ったりといった消費文化ではないことは確かです。何かを購入する際は本当に必要かということを吟味して購入するので、部屋に物が増えていくということは、少ないかと思います。このようなフランス人の古い物を大切に使い続ける文化がすっきりとした部屋作りの一因になっているのではないかと思います。

フランス人のすっきりとした部屋作りは、生活感が感じられるものは徹底的に片付け、センスの良いお気に入りものを見せて収納するということを徹底することがコツ。不便さよりも美しさ、この精神がすっきりとした部屋作りにおいて重要なように思います。

※この投稿は1年以上前に投稿された記事です