ホットチョコレート

12月に入り、フランスは本格的な冬が始まりました。どんよりとした曇り空が続き、10℃を切る日が続くようになりました。外に出ると刺すような寒さが身に染みます。こんな日が続くと、外で活動するよりも、どうしてもおうちに篭っていたくなるもの。

フランス人は冬のおうち時間をいかに楽しく快適に過ごすのか? フランス人から学ぶ冬の過ごし方をご紹介したいと思います。

冬は読書を愉しむ

フランス語の本

「寒い日は、ソファーでブランケットに包まりながら、温かい飲み物を飲んで、一日中読書するのが、至福のひととき」と話してくれたフランス人がいました。フランス人は読書好きな人が多く、冬の日曜日の午後なんかは、とにかくゆったりとした時間の中で、本を読んで過ごすのが、心も身体も休まるひとときと感じるのだそう。

フランスの田舎では、暖炉のあるおうちもあって、特に寒い日は、暖炉の側で温まりながら、読書をするのが理想の冬の過ごし方としてよく紹介されています。実際私も冬に貸別荘を借りた時に、暖炉があり点火してみましたが、その温かいこと!パチパチと薪が燃える音も心地よく、暖炉の側から離れたくなくなります。じんわりと芯から身体が温まっていくので、そんな環境で読書をして過ごすのは確かに理想だと感じたのを、今でも覚えています。

映画を愉しむ

週末は家族で映画を一本愉しむというおうちも少なくはありません。フランス人は映画が好きが多いという印象を受けます。フランスやハリウッド映画以外にも、単館系の映画も好んで見たりする人も少なくはありません。ちなみに、年に何本かは日本映画もフランスで公開されています。最近では、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるのか」が公開されています。以前はDVDを購入しなければおうちで映画を見ることができませんでしたが、今は簡単にネットで見れるようになりました。という訳で今は家庭で映画を簡単に愉しむことができるようになり、寒い季節になると、温かいおうちで家族で映画を愉しむというのも、冬の楽しい過ごし方です。

読書や映画のおともに温かい飲み物を

ホットチョコレートと本

読書や映画に温かい飲み物があれば、おうち時間をより豊かにしてくれます。フランスには「マリアージュ・フレール」や「ダーマン・フレール」などを代表するように、独自の紅茶文化が発展しています。そんなとびっきり美味しい紅茶を飲むのも、午後の楽しいひとときなのです。またこの季節は、ホットチョコレートやホットワインを手作りして頂くのも◎ 特に凍えそうな寒い冬には、温かい飲み物は欠かせません。

我が家では、この季節チョコレートを溶かして作るホットチョコレートがお気に入りの飲み物です。フランスではココアに近いホットチョコレートの粉が販売されていますが、それよりもお鍋で牛乳を温めて、チョコレートを溶かして作るホットチョコレートは一味も二味も違います。チョコレートの味がしっかりと感じられ、甘みが体に染み渡ります。そしてこのホットチョコレートにシナモンを振りかけると、身体がぽかぽかと温まってきます。

ボードゲームを愉しむ午後

チェスボード

フランスでは子どもは勿論のこと、大人もボードゲームやカードゲームで遊びます。寒い冬の午後は、家族でボードゲームをして過ごすことも多々あります。フランスでは、家庭によってはチャスやブリッジで親子(祖父母とも !)で遊ぶことが家庭の伝統というおうちも少なくありません。特にチェスに関しては、学校のクラブ活動や外部から講師を招いて開催される短期のチェス授業があり、子どもたちがチェスをする機会が多くあります。また、チャスやブリッジだけでなく、フランスではボードゲームのモノポリーやカタンなどで、大人同士が集まってわいわい愉しむなんていう日曜日の午後の過ごし方もなかなか楽しいものです。

年末に向けて日本も気温がぐっと下がり、おうち時間が増えてくるかと思います。豊かなおうち時間をお過ごしください。

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