
街の木々もはらはらと散り始め、朝晩の冷え込みがぐっと身に沁みるようになりました。冬の気配が感じられる季節です。そんな冬の始まりには、どうしても身体を温めてくれるような冬の食べ物が食べたくなるもの。フランスの冬の食べ物といえば、チーズやクリームを使った料理が多い!ちょっぴりカロリーが気になってしまいますが、なんでだろう、フランスの風土の中でいただくフランスの冬の料理はとても美味しいのです。今回は、フランスの子どもたちも大好きなジャガイモとひき肉のグラタン、 アッシ・パルマンティエをご紹介します。
フランス人に愛される国民食のひとつ

アッシ・パルマンティエはフランス料理の中でもあまり聞いたことのない料理かもしれません。しかし、フランス人が子どものときから好きなコードン・ブルーと共に愛される国民食のひとつと言ってもいいほど、人気のフランス料理。いつも買い物に行くマルシェのお惣菜屋さんに アッシ・パルマンティエが売られていると、「今日は アッシ・パルマンティエがあるよ。子どもたちが絶対大好きなはずだからどう?」と必ずのように勧められるぐらい、フランス人みんなが好きな料理なのです。勿論我が家の子どもたちも例外に漏れず。「今日はアッシ・パルマンティエだよ」と言うと、「やったー」と飛び跳ねるほど、物凄く喜んでくれます。
アッシ・パルマンティエのメイン材料はじゃがいものピュレと牛肉のひき肉。作るのが難しそうというイメージのあるフランス料理の中でも、比較的シンプルな料理です。たくさん作ってどーんと焼くので、豪快に作る家庭料理というイメージでしょうか。我が家は四人家族なのですが、こんなに作って食べ切れるのかな?と思うぐらい作っても、平らげてしまうほど、シンプルで飽きない料理なのです。
アッシ・パルマンティのレシピ

材料(4人分)
じゃがいも1キロ、牛肉のひき肉400g、玉ねぎ1個、ニンニク1個、トマト2個、チーズ、バター、牛乳、塩、胡椒、サラダ油
1 じゃがいもを茹でます。じゃがいもに竹串がすーっと通るぐらいの柔らかさになるまで茹でます。

2 お湯を切り、ボウルにうつして、牛乳とバターを入れながら、マッシャーでよく潰していきます。なめらかになったら、塩胡椒をして味付け。
3 オーブンを200℃に温めておきます。
4 ニンニクと玉ねぎをみじん切りにします。トマトは角切りにしておきます。
5 フライパンにサラダ油をひき、ニンニクを炒めます。香りがついてきたら、玉ねぎを入れて炒めます。
6 ひき肉を入れて、一緒に炒めます。トマトを入れ、煮詰めるように炒めます。トマトが溶けるぐらい煮詰まったら、塩胡椒をします。

7 耐熱皿にまず炒めたひき肉を敷き詰めます。その上にマッシュポテトを敷き詰めていきます。チーズを全体にかけて、その上からバターを乗せていきます。バターを乗せると、いい感じに黄金色のチーズが焼けるので、思い切ってバターを乗せてみてください。
8 200℃のオーブンで20分焼いたら出来上がり。(チーズが黄金色になったら出来上がりなので、焼き時間は調節してみてくださいね)

フランスの冬は厳しいものです。太陽のない灰色の曇り空が続く日は気持ちもげんなりしてしまいます。しかし、熱々の黄金色をしたチーズがのっているグラタンが食卓に上がると、なんだか気持ちも温まります。そんなフランスの冬日にお腹いっぱいアッシ・パルマンティエを食べるのは、ちょっとした幸福が感じられる瞬間なのです。「あー温まった、お腹いっぱい食べれて幸せ。」凍るような寒い日が続く冬に、ぜひアッシ・パルマンティエを作ってみてください。フランスの冬の食卓の温もりが感じられるはずです。