フランスのバゲット

フランス人の日常の食卓にパンは欠かせません。フランスの主食はなんていったってパンなのです。毎日パンを食べるフランス人にとって、パン屋は生活の中心にあるといっても良いかもしれません。そんなフランス人とパン屋について綴ってみたいと思います。

フランス人はいつもパンを食べる?

フランスのバゲット

伝統的なフランス料理において、パンは常に食卓にあります。フランス人に「パンはいつ食べるものなの?」と質問すると、「料理と常に一緒に食べる感じかな?」と返事があったほどです。フランス料理をレストランに食べに行くと、前菜にパンも一緒に運ばれてきて、前菜、メインはパンと一緒に食べます。伝統的にはフランス料理は常にパンと一緒に食べるというのが一般的。ただ現在は食も多様化され三食常にパンを食べるという家庭は少なくなってきていますが、それでも最低でも一食はパンを食べるフランス人がほとんどです。

パン屋はどこにでもある

フランスのバゲット

私が住んでいる街には、徒歩23分以内の距離にパン屋が3件ほどあります。フランスの都市部だと、この環境は特別なんてことはなくて、当たり前のこと。パンが主食のフランスでは、日々の食生活にパン屋はどうしても欠かせません。定休日も被らないようになっているほど、毎日パンが買える環境になっています。フランス人にもよりますが、毎日パン屋でパンを購入するのが日課という人もいるほど。フランス人の生活と一番密着しているのがパン屋といっても過言ではないと思います。

人気のパン屋は列ができている

行列に並ぶのが嫌いと言われるフランス人でも例外はあります。それは美味しいパン屋の列に並ぶこと。美味しいパン屋とそうでもないパン屋のパンの違いってそんなにあるものなのだろうか?と疑問に思いますが、雲泥の差といっていいほど、質と味の差に違いがあるのが現実。毎日食べるパンは美味しいものを食べたい、その為なら待ち時間が少しかかってしまっても、行列を作ることを厭いません。そんなフランス人の行列の風景を見ていると、フランス人のパンにかける想いが感じられます。

パン屋ではやっぱりバゲットを購入?

フランスのパンといえば、バゲットというイメージが強いのではないかと思います。パン屋に行くと、パンの中でよく購入されているのはやはりバゲット。外がかりっとして、中がもちっとした焼きたてのバゲットを食べるのは至福のとき、と感じさせられるほどフランスのバゲットは美味しいのです。こんなに美味しいものなら、毎日でも食べたくなるのはわかる !と、初めてフランスで焼きたてのバゲットを食べて思ったほど。

フランスのパン屋

パン屋で家庭によってはバゲットを毎日購入して、それが主食というおうちもあるけれど、フランスにはいろんな種類のパンがあります。バゲットは買ったその日に食べないと固くなってしまうのでなかなか保存ができませんが、パンデュカンパーニュなどのハードなタイプのパンだと保存することができるので、朝食用にそれを購入する人も多くいます。またクロワッサンやパンオショコラなど菓子パンを朝食用に購入するという人も多くいます。

社交の場

フランスのパン屋は、ただパンを販売して、購入する場所というだけではありません。フランスでは、馴染みのお客さんと店員が楽しそうに会話のやり取りをしている風景をよく見かけます。パン屋はただの店舗というだけではなく、街の人が気軽に立ち寄って、たわいもない話をする街の社交の場としての役割を担っているように思います。それはマルシェもしかり。パン屋でお客さんが楽しそうに会話をしているだけで、街全体もどこか温かみを帯びてくるようです。