
フランスでアパートを購入したり、賃貸したりするときの条件として、「ベランダがあること」を挙げる人が多くいます。フランス人は外で過ごすのが好きなので、外で過ごせる空間であるベランダ作りにこだわります。フランス人のベランダとは?今回はフランス式ベランダの作り方を紹介します。
フランス人にとってベランダとは?

日本でベランダの役割といえば、洗濯物を干すことではないでしょうか。フランスではベランダで洗濯物を干す人もいますが、どちらかというとリビングに近い役割を果たしています。フランスの夏は30度以上超える日もありますが、パリだと25度前後で、湿度が低くからっとした気候なので、外で過ごしやすいのです。ベランダはリビングの延長として捉えている人が多く、天気の良い日は、ベランダで食事をしたり、ティータイムを楽しんだり、本を読んだり、時にはテレワークをしたりして過ごしています。リビングで過ごすよりも、ベランダで過ごす時間が長いという人もいるほど。ベランダをお気に入りのスペースに作ることは、フランス人にとってとても大切なことなのです。

私もベランダのあるアパートに引っ越しをしてみて感じたのは、ベランダで過ごす時間が心地がよいということ。晴れた日は、ベランダで食事を取ったり、本を読んだり。夏はベランダがリビング替わりになっていることを実感しました。過ごしやすいリビング作りをする為に、フランス人のベランダを参考にして、ベランダを作りました。
テーブルや椅子を置く

フランスのベランダに欠かせないのは、まずテーブルや椅子を設置すること。IKEAなどのインテリア雑貨のお店では、ベランダや庭に置く為のテーブルや椅子売り場があります。ベランダが大きいアパートもありますが、フランスのアパートはベランダが小さいところが多いのです。それでもベランダで過ごす為に、小さなテーブルと椅子を設置しているベランダをよく見かけます。いかにフランス人にとってベランダで過ごす時間が大切か実感させられます。
我が家のアパートのベランダもそんなに大きくはなく…最初はベランダにテーブルや椅子を置くことは難しいかも?と思いましたが、同じアパートの人たちが小さなテーブルと椅子を設置しているのを見て、ベランダにテーブルと椅子を設置することにしました。小さなスペースですが、晴れた日は食事をしたり、本を読んだりしています。特に、夏は日が暮れるのも遅く、ゆったりとベランダで食事を取りながら、ワインを愉しむひとときは、至福の時間です。
また、ベランダにリクライニングチェアを置く人は多くいます。リクライニングチェアで昼寝をしたり、本を読んだり。夏にベランダで快適に過ごすことができます。
パラソルを設置
とはいえ、夏はフランスでも日差しが強い。ベランダで過ごすには、パラソルが必要です。
70年代頃に建てられたアパートには、電動式の日除けがついているところもありますが、古いアパートや最近建てられたアパートにはないので、パラソルをベランダに設置している人が多くいます。
植物を置く

フランスのベランダ作りで大切なことは、植物を置くことです。簡単にでもベランダでガーデニングをしている人が多くいます。ベランダに鉢やウィンドウボックスを置いたりしています。ベランダ作りにこだわりを持つフランス人は、植物でベランダを彩り、素敵な空間を作りを行っています。鉢を置いたり、ウィンドウボックスをいくつも置いたり、壁掛けを置いて、そこに鉢を掛けたり。ベランダを植物で彩り、お気に入りの空間を作ります。
我が家も、ベランダに植物をいくつか置いてみました。その場がぱっと華やぐと同時に、植物のおかげで、ベランダが癒しの空間になっているように感じられます。

夏ベランダで過ごすひとときは、日々の暮らしをより豊かにしてくれるように思います。日本も秋は外で過ごすのが快適な季節。フランス人のようにベランダで過ごしてみてはいかがでしょうか。