休日は何をして過ごしますか。7月のフランスは、さらっとした風が吹き、初夏の緑が濃くなる季節。そんな7月の休日は、家で過ごすより、外に出る時間が多くなります。この季節を満喫するために 、以前このコラムでもご紹介したようにピクニックやハイキングをしたりして、休日は外で過ごすのです。フランス人が週末に愉しむハイキングとは?

ハイキングが人気のフランス

最近は35度以上を記録することも珍しくなくなったフランス。クーラーがないフランスでは、休日の猛暑日は豊かな自然の中で過ごす人たちが年々増えてきています。 からっとした風が吹き、森林内は涼しく、快適に過ごすことができるのです。日本に住んでいた頃はハイキングをする習慣はありませんでしたが、新緑を浴びる気持ち良さを感じるようになり、ハイキングの愉しさに目覚めたほど。それに子どもたちも自然の中ではいきいきとして愉しそう。

フランスには、パリ近郊も含めハイキングコースが無数に存在します。車を少し走らせば、ハイキングコースや遊歩道などの自然が存在するのです。実際私がフランスで歩いたハイキングコースをご紹介してみたいと思います!

アルプスでの半日ハイキング

昨年のことになりますが、とある週末にアルプス付近に住む義家族の案内で、半日のハイキングコースを歩いてきました。フランスの山岳地帯アルプス周辺には、子どもたちでも簡単に歩ける登山コースが多く存在するとのこと。この地域に住むフランス人は毎週末のように登山を愉しむ人もいるのだそうです。

3歳の子ども連れということで、危険な箇所のない歩きやすい登山コースを選択してもらいました。

車から降りると、すぐに登山の入り口です。目の目には、山が広がります。私が住む都会とは別景色。ここからの景色を見ているだけで、なんだかリフレッシュできるような気になれます。この日は少し曇っていましたが、晴れた日はモンブランが見渡せるのだとか。

登山とは思えないような、なだらかな道を歩いて行きます。所々上り坂はあるものの、3歳の子どもでも楽々と歩けるようなコース。子どもの足でも、軽やかに登って行くことができます。途中見たことのない石や植物、昆虫などを見つけたりして、子どもたちも「ねぇーねぇー、この石見て!キラキラしてる!」なんて、新しい発見があったりと嬉しそう。足元には普段の生活にはない自然が広がっています。自然の中を愉しみながら歩いて行きます。

1時間半ほど歩いたでしょうか。山の頂上に辿り着きました。最後は少し急な山道でしたが、子どもでも登れるほどの坂道でした。頂上では豊かな自然が目の前に広がります。緑の香りが心地いい。登山初心者の私でしたが、頂上に着いた時は、「気持ちがいい〜」と心から思えました。

パリ近郊の遊歩道のハイキングコース

アルプスのような山岳地帯でなくても、フランスには半日を愉しめるようなハイキングコースが多くあります。パリの近郊にも遊歩道は多くあり、パリから車で30分ほどの距離という近さのコースもあり、夏の週末になるとハイキングを愉しむフランス人の姿が多くあります。

とある6月の週末、ベルサイユ近郊の遊歩道を歩いてみました。ハイキングコースに入ると、都会の空気感とは一変。風が吹くたびに、さらさらと葉っぱが揺れるのが感じられるほど静かな時間が流れています。

遊歩道と言っても、坂道も何もない30分ほどのコース。途中、牛の牧場があったり、小川の橋を渡ったり、普段の生活にはない景色の中を歩いて行きます。

少し歩くと、池がありました。池には鴨が気持ちよさそうに泳いでいます。池周りは森林に囲まれていて、涼しい風と共に鳥のさえずりが響き渡ります。騒音も何も聞こえない、ただただ自然が奏でるメロディーのみが聞こえる静寂なひととき。森林では日頃のストレスが癒されていのが感じるほどです。ああ、気持ちがいい。

ここでは自然を愉しむ子ども連れの家族や友人たちとワインを持ってきて自然の中のピクニックを愉しむ人たちの姿がありました。涼しい森林の中では、どの人もリラックスした様子なのが印象的です。

フランスでは、もともと休日にハイキングすることは定番でしたが、コロナ渦で、密を回避するために、休日を自然の中で過ごす人が増えました。そんな私もコロナ以降、週末は以前よりも自然を求めるようになりました。

自然の中を駆け回る子どもたちの目はキラキラとしていて、とにかく元気いっぱい!大人も自然の中で癒されると共に程よい疲れがあって、ハイキングをした夜はぐっすり眠れるようになりました。最近、自然の中で過ごすことは大切な時間だと感じます。

今週末は是非ともフランス人のように爽やかな風が吹く自然の中でハイキングを楽しんでみませんか。

※この投稿は1年以上前に投稿された記事です