最近フランスでインテリア雑貨のひとつとして人気があるのが、ドライフラワーです。お花屋さんやセレクトショップなんかでも販売されており、生活を彩るアイテムとして高い人気があります。今回のコラムでは、そんなフランスのドライフラワーのある暮らしを紹介してみたいと思います。
ドライフラワーが人気
ドライフラワーをここ数年フランスのお店などで見かけるようになりました。お花屋さんでも、ドライフラワーのブーケが販売されていたりと、お花を飾る感覚でドライフラワーを生活に取り入れている印象。フランス人のおうちにお邪魔させてもらったときに、センスよくインテリアとして取り入れているのを見たり、カフェのテーブルなどでも装飾としてもよく使われているのを目にします。ドライフラワーはインテリアの一部として欠かせないアイテムになりつつあるように思います。

そんなドライフラワーが雑貨として人気のフランスですが、フランス人のドライフラワーの使い方を見て感じたのは、ドライフラワーはアンティークの家具や用具とすごく相性がいいということ。アンティークのテーブルや花瓶、古い写真や絵画と合わせると、どこか退廃的な美しさが漂うかのよう。特に色褪せたドライフラワーを組み合わせると、その空間だけ過去にタイムスリップしたようで、ある種のロマンチズムが感じられるほどです。
手作りドライフラワー
フランスでは、ドライフラワーを購入するのではなく、その時々でドライフラワーを手作りしてインテリアの一部として飾る人も多くいます。
フランスで手作りドライフラワーといえば、ユーカリ、ミモザ、紫陽花など。私もお花を購入するときに、この花を乾燥させると綺麗なドライフラワーになりますよとアドバイスを度々もらい、お花を乾燥することができたら、インテリアとして部屋に飾っています。
ユーカリとミモザのスワッグを毎年のように作っています。ミモザが市場に出始めるのは、大体お正月を過ぎたあたり。その頃のフランスは、厳しい寒さの真っ只中なので、春を象徴するミモザを見ると、不思議と心温まるような気持ちに。
作り方も簡単で、ユーカリとミモザをちょうど良い長さに切り、麻紐で固く結びます。なるべく風通しのいい場所に吊るしておくと、自然と水分が抜けていき、いい感じのドライフラワーになります。特にユーカリは水分が抜けると、葉の色もエメラルドグリーンになって、味わい深さも増します。
また、ユーカリはドライフラワーだけでなく、葉っぱをお香のように燃やすといい香りがします。
夏頃になると、お花屋さんで見かけるのが、紫陽花。フランスにはピンクや青だけでなく、ボルドーのような落ち着いた色の紫陽花があります。水分が抜けていくにつれて、ピンクや青、ボルドー色がいい感じに変化していきます。1年ぐらいかけて、最終的には紫陽花は色褪せていきます。その過程を楽しむのもドライフラワー作りの楽しみのひとつ。そして色褪せた紫陽花は、アンティークの花瓶や家具と合わせると、なんとも言えない味わい深い雰囲気を演出してくれます。
フランスの花屋でドライフラワーとしてよく販売されているのが、ハナハマサジ。最初は切り花として飾り、その後はドライフラワーとして楽しみます。ハナハマサジはユーカリやミモザ、紫陽花と違って、一年経っても、びっくりするぐらい切り花の時と同じ色を保っています。色落ちしないので、部屋に飾っておくと、切り花のようにフレッシュな空気感を出してくれます。
ドライフラワーは、ノスタルジックな雰囲気だけでなく、新鮮な空気感を演出してくれる使い勝手のいい雑貨のひとつ。演出したい雰囲気に合わせて、生活の中に取り入れてみたらいかがでしょうか。




