サンスの街並み

フランスには、小さくても魅力的な街や村がたくさん存在します。絵本に出てくるような可愛らしい街並みや、どこか懐かしさが感じられる素朴な風景があります。そんなフランスの小さな街を散歩するこのシリーズ。今回はブルゴーニュ地方の入口にあるサンスにご案内いたします。

パリから車でおおよそ1時間走らせる辿り着いたのが、ブルゴーニュ地方の入口と言われるサンスという小さな街。高速を下りると、イル=ド=フランスとは明らかに違う、酪農が豊かなブルゴーニュらしい田園風景が広がります。

サンテティエンヌ大聖堂

サンスのサンテティエンヌ大聖堂

 

サンテティエンヌ大聖堂のファサード

サンスの街の中でまず目に入ってくるのが、サンテティエンヌ大聖堂。この聖堂はゴジック建築の中でも初期の方に建てられたものだそう。なんと、12世紀に建てられた歴史的価値の高い建築物。ゴジック建築というとパリやシャルトルのノートルダム大聖堂を代表する大きな聖堂を思い浮かべますが、それに比べると比較的こじんまりとした大聖堂という印象を受けました。しかし、よくよく見てみると、細かな彫刻が施されたファサードからは、建設当時の威厳のようなものが感じられます。

サンテティエンヌ大聖堂のアーチ型の天井

サンテティエンヌ大聖堂の中に足を踏み入れると、アーチ型の天井で奥行きがある空間が目の前に広がります。神聖な空間に心静まる思いがするほど。

 

サンテティエンヌ大聖堂のステンドグラス

サンテティエンヌ大聖堂のステンドグラス

 

足を進めていくと、窓一面に埋められたステンドグラスが目に入ります。ステンドグラスの光のシャワーの美しさは見入ってしまうほどで、思わず足を止めます。キリスト教や歴史、幾何学模様などをモチーフにしたステンドグラスは、どれも美しいものばかりです。

マルシェ

サンスのマルシェ

サンスのマルシェ

サンテティエンヌ大聖堂の前にある、モザイクの装飾が印象的な建物がマルシェです。マルシェの建物自体もレトロ。なんと19世紀の終わりに建てられた建築物なのだそう。

サンスのマルシェ

サンスのマルシェ

サンスは小さな街ですが、訪れる前からマルシェが有名と聞いていたので、どんなものが販売されているのだろうと、楽しみにしていました。訪れたときは、バカンスの真っ只中のせいか、空いていないお店もちらほらありましたが、八百屋さんやお肉屋さんの他に、地元産のチーズや採れたての野菜、美味しそうなお惣菜や手作りのクッキーのお店など、魅力的なお店が色々ありました。美味しいもの好きには、楽しいマルシェ。この街に住んだら、いつも新鮮で美味しいものを購入できるだろうなぁと想像できるほどです。

のどかなヨンヌ川沿い

サンスの街中を流れるヨンヌ川

サンスの街にはヨンヌ川が流れ、心地良い景観を作っています。川沿いは、ヨンヌ川がゆったりと流れているからでしょうか、のんびりとした雰囲気。白鳥や鴨がのどかに泳いでおり、なんとも微笑ましい風景がありました。ヨンヌ川沿いを歩いていると、慌ただしい日常から解放され、不思議と心穏やかになるような気がしました。

サンスの街中を流れるヨンヌ川

ヨンヌ川沿いには、12世紀の終わりに建てられたサン・モーリス教会もあり、歴史的街並みも楽しむことができます。この街に住む人たちも、散歩やジョギングで訪れているようで、憩いの場所のひとつとなっているようです。

サンスの街並み

サンスの街並み

サンスのセレクトショップ

サンスには、木組みの建物が多く残っています。赤や青や緑色の可愛らしい木組み。中心部は、勿論どこの街にもあるようなチェーン店もありますが、可愛らしいセレクトショップも多い印象を受けました。特に可愛らしい子ども用品を取り扱っているお店が印象的。サンスのセレクトショップをじっくり見て回るのも楽しいかもしれません。

ムーラン・ア・タン公園

サンスのムーラン・ア・タン公園

サンスのムーラン・ア・タン公園

街の中心からは少し離れますが、サンスにはムーラン・ア・タン公園という美しい公園がありました。庭園内にいると、森にいるのでは?と錯覚してしまうほど緑豊かな場所。街の人たちも晴れた休日にここでピクニックなどをして過ごす憩いの場所だと言います。温室の植物園があったり、羊が居たり、遊具があったりと、子どもたちも楽しめる公園。地元の子どもたちが元気に駆け回るそんな風景が見られる場所でもありました。

サンスは小さな街特有の、のんびりとした空気感が印象的でした。日帰りで訪れただけでしたが、心がリフレッシュされたようなそんな気になったほどです。

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