ブルターニュのジット

ヴァカンスモードが漂うフランスの8月。毎日がどこかお祭りムードといった感じで、フランス人が最も胸弾む季節なのです。この時期多くのフランス人は1週間以上のヴァカンスに立ちます。我が家も今年は、1週間ブルターニュ地方の海沿いの街プルームール・ボドゥーの片田舎の一軒家に宿泊してきました。片田舎の一軒家の宿泊記をお伝えします。

今回宿泊したGites(ジット)とは?

ジットのマーク

普段の家族旅行とは違い、今回のヴァカンスは我が家とフランス人家族、計7人での宿泊!大人数では、1週間もホテルに泊まる訳にもいきません。そこで、今回滞在したのは、Gites(ジット)と呼ばれる貸別荘。

Gites(ジット)とは、Gîtes de France 協会に登録されている貸別荘です。 Gîtes de France60年以上ものの歴史があり、フランス人の間でGites(ジット)は、馴染みの宿泊スタイルとなっています。

Gites(ジット)は、Gîtes de Franceのサイトで検索をして、申し込みをします。代金もサイトを通して支払います。別荘に泊まるとなると結構高いのでは?と思ってしまいますが、意外にもGites(ジット)は安価で借りることができるのです。8人ぐらい泊まれる別荘でも時期によっては1週間600ユーロ(=約8万円)で泊まれてしまう施設もあるぐらいです。

Gites(ジット)に到着すると、まず別荘のオーナーに施設の説明を受けます。その際に、保証金も預けます。余程のことがない限り保証金は返ってくるのでご安心を。私も何度もGites(ジット)を借りたことがありますが、オーナーの方は基本的に親切な方ばかりでした。

今回こんなGites(ジット)に泊まりました

ブルターニュのジット

私たちが宿泊したのは、ブルターニュ地方の海沿いの街プルームール・ボドゥーのGites(ジット)です。素朴な石造りの一軒家。息子たちも「こんな素敵な家に泊まれるの!」と大興奮。絵に描いたような素朴な田舎の家で、のんびりとした空気感が漂っています。

ジットのリビング

ジットの寝室

台所と大きなリビング、そして寝室は4部屋もあります。内装は、フランスの田舎といった感じでしょうか。海沿いの街ということで、青を基調とした内装が可愛らしい。

また、Gites(ジット)には食材以外の全ての生活用品が揃っています。台所用品からTVや電子レンジ、洗濯機などの家電製品もあるのです。食材さえあれば、すぐに生活することができるのがGites(ジット)の特徴なのです。

暮らすように旅をする

ジットでの料理

生活用品が揃っているGites(ジット)での滞在は、旅行というよりも、1週間そこで暮らすという感覚に近いかもしれません。旅館のように決められた時間に料理が出るというわけではないので、普段の生活をそのまま持ってくることができるのです。

滞在中の料理はマルシェやスーパーで材料を買ってきて調理しました。普段の料理というわけにはいきませんが、地元の食材を使ったシンプルな料理をいただきます。田舎の採れたての野菜はどれも新鮮で、ただオリーブオイルでソテーをして、塩で食べるだけでも野菜の甘みが感じられて、美味しいのです。

のんびりとした田舎暮らしで感じたこと

ブルターニュのジットの庭

普段の生活に近いといえども、やはりここでの暮らしはヴァカンス。のんびりとした暮らしを満喫しました。朝は何時に起きて何時に家を出なければならないという制約もなく、とにかくゆったりとした暮らし。普段の生活リズムから解放されて、忙しく仕事をしていたのが、ちょっとした昔のように思えるほど。

毎日何をしたかというと、外のソファーで太陽の日差しを浴びながら本を読んだり、海でゆったりと好きなだけ泳いだり、時々他の街に行ってみたり、ただそれだけ。慌ただしく観光をするのではなく、身体を休めるための暮らしがここにはありました。

それに、車の音も聞こえない、静かな田舎の一軒家では、不思議と寝つきも良く、朝までぐっすり眠ることができました。日々のストレスから解放されているのが自分でも日に日に感じるほど。1週間の終わりには、たまにはこういう田舎暮らしって必要なことなのかもしれないと思ったほどでした。

そして何より子どもたちが、いきいきとしている!普段のパリ郊外での暮らしでは決してできない、「自由に外で遊ぶこと」ができて、嬉しそう。新鮮な田舎の空気の中で、ただただ自由に外で走り回ることって、子どもにとって絶対必要なこと。子どもたちの楽しそうな姿を見て、こういう体験って大切なことなのだと改めて感じたほどです。

フランス人は、このように1週間以上別荘やアパートを借りて、旅をするスタイルがお気に入り。最初は正直1週間も旅行するなんて長いと感じましたが、このスタイルの旅行に慣れてくると、田舎の家でゆったりと過ごす休暇もいいものだと思うようになりました。

Gites(ジット)は海外からでも簡単に予約することができます。もう少し外国を自由に行き来することができるようになったら、フランス旅行ではフランス人スタイルで旅をしてみませんか。心からくつろげる旅ができるはずです。

※この投稿は1年以上前に投稿された記事です