12月のフランスの冬の風物詩といえば、クリスマスマーケット。フランスではマルシェ・ド・ノエル(Marché de nöel)と呼ばれています。ストラスブールやパリやメッスなどのマルシェ・ド・ノエルは有名ですが、地方の小さな街の広場でも小規模ながら開催されています。フランス人にとって、マルシェ・ド・ノエルは特別なイベント。子どもの頃マルシェ・ド・ノエルで感じたワクワクした気持ちを思い出して、ノスタルジーな気分に浸れる夢の世界なのです。そんなフランスのクリスマスマーケット、マルシェ・ド・ノエルをご紹介します。
美しいイルミネーションの世界
マルシェ・ド・ノエルに足を踏み入れると、そこにはイルミネーションで彩られた世界があります。オレンジ色の電飾が美しいレトロなメリーゴーランドや手作り感溢れる柔らかいライトのクリスマスツリー。 マルシェ・ド・ノエル全体を包み込む電飾。冬の張り詰めた空気の中でゆらゆらと揺らめくイルミネーションは幻想的な世界を生み出しています。それに、クリスマス特有の温かみのある雰囲気に包まれていて、ここにいるだけで、不思議と心が躍るような気分になれるのです。
楽しいアトラクション
マルシェ・ド・ノエルの楽しみといえば、アトラクション 。観覧車やメリーゴーランド、機関車、お化け屋敷、巨大滑り台、ゴーカートなど、ここでは書ききれないぐらいの楽しい乗り物がたくさんあります。マルシェ・ド・ノエルは大好きなアトラクションを特別に楽しめる夢のような場所。アトラクションの周りでは嬉しそうな笑い声が絶えず聞こえてきて、子供たちが満面の笑みを浮かる姿を見ていると、不思議と幸せな気分になれるほどです。
また、場所によっては、大人向けのアトラクションもあります。ジェットコースターやバイキングなどのアトラクションを楽しむフランス人の姿があります。その様子はまるで子どもに戻ったかのよう。普段はクールなフランス人も、この時ばかりは本当に楽しそうにはしゃぐ様子といったら!マルシェドノエルは子供心に戻れる場所なんだなぁとしみじみ感じさせられます。
クリスマスグッズの屋台
マルシェ・ド・ノエルでは、お菓子やクリスマスグッズが販売されている屋台が並んでいます。場所によっては、その街の職人がお店を出していることも。以前訪れたシャンパーニュ地方のマルシェ・ド・ノエルでは、革製品の職人さんの店や手作りアクセサリーのお店、地産のワインやビールのお店があったりと、普段なかなか出会うことのないお店を知ることができて、散策が楽しかったことも良き思い出。
またマルシェ・ド・ノエルの屋台でクリスマスのお菓子を買うのも楽しみのひとつ。シュトーレンやパン・デエピス、ジンジャークッキーなど、この季節ならではのお菓子が販売されています。この時期のお茶のお供に買う人も多く、「毎年ここのお店でシュトーレンを買うのを楽しみにしているの。」と知り合いのフランス人は話していました。
屋台で食べる愉しみ
野外で開催されるマルシェ・ド・ノエルで過ごすひとときは、とにかく寒い…のです。場所によっては、0度近くの寒さの時があるほど。そんな寒い時に身体を温めてくれるのが、ホットワインです。多くの屋台でホットワインが販売されています。身体が芯から冷えているのを感じる時でも、ホットワインを飲めば不思議と体の中から温かくなってくるのが感じられるのです。ホットワインはマルシェ・ド・ノエルでは欠かせない飲み物なのです。また、お店によって、ワインもエピスも違うので、飲み比べてみるのも、マルシェ・ド・ノエルならではの楽しみです。
屋台では、身体が温まるような食べ物も多く販売されています。熱々のラクレットチーズのサンドイッチやタルティフレット(じゃがいものグラタン)、チーズフォンデュ、フライドポテト、シュークルートなど、シンプルな普通の料理ですが、寒空の下で食べると、不思議と美味しく感じてしまいます。
マルシェ・ド・ノエルでは、日本の縁日のような雰囲気があり、家族や恋人、仲間たちとワイワイガヤガヤ言いながら、クリスマスビールやホットワインを飲み、屋台でご飯を食べる−。開放感があって、心から楽しいと感じられるひとときなのです。
マルシェ・ド・ノエルに行ったことを思い出しても「あー楽しかった。」という余韻がいつまでも心に残ります。マルシェ・ド・ノエルには、人を心から楽しい気持ちにしてくれるそんな魔法があるようです。











