ピンクのバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

フランスの田舎街を歩いていると、庭や玄関まわり、塀のまわりなどに植えられた植物の美しさ、そのセンスにはっとさせられます。フランスの田舎まちの魅力は、おうち植栽ではないかと感じるほど、植栽が「美しい景観作り」の一翼を担っています。

このシリーズでは、庭作りのアイデアになればという想いから、私が実際フランスの田舎まちを歩いて撮ってきた植栽の写真をご紹介。今回取り上げるのは、ロワール川沿いのアンジェの近郊の村で撮ってきた植栽フォト。お楽しみください。

おうちの壁をバラで装飾

ピンクのバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

「フランスの最も美しい村」にも登録されているモンソローを訪れたとき、目についたのが、街中がバラで溢れている!ということ。この地域はバラの生産地ということもあり、村の公共施設だけでなく住民のおうちもバラで装飾されていました。

おうちをバラで装飾していると聞くと、どこか優雅なイメージを持ってしまいますが、この村で見たバラで装飾の多くは、どちらかというと可愛らしい印象を与えるものでした。

よく見かけたのが、外壁と道路の小さなスペースにつるバラを植え、壁にバラを誘引させているおうち。壁を伝って咲くバラとこの町で良く見かけたクリーム色の石造りの建物との相性はよく、バラの可愛らしさ、美しさを際立たせています。

バリエーション豊かなバラの色

バラの生産地モンソローでは、植栽として使われているバラの色もバリエーション豊かでした。使用するバラの色によって、おうちの外観の雰囲気が変わります。

ピンクのバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

モンソローでよく見かけたのが、優しい雰囲気を醸し出す、ピンクのバラ。桃色のようなピンクから、マゼンダ色まで本当に様々な種類のピンクのバラが植えられていました。

この地域の伝統的な建物は、美しい白やクリーム色の石材が使われているところが多く、建物としても重圧感のある建築物が多いという印象を受けました。しかし、壁にピンクのバラを植栽することによって、外観がぐっと可愛らしい印象に。どこかメルヘンチックな雰囲気を醸し出していました。

赤のバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

他にも、真紅のバラを植栽として使用しているおうちも多くありました。こちらの外観はピンクとは異なり、落ち着いた色合いの真紅のバラが、建物の美しさを際立たせていました。クリーム色と水色のヴォレと真紅のバラの組み合わせが素敵。外観の雰囲気も優雅そのものでした。

黄色のバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

また、黄色やオレンジのバラも植栽として使われており、ピンクや赤と違った印象を受けます。太陽の光を彷彿させるような黄色のバラは、外観に明るい印象を与えています。黄色は人を元気づける色と言いますが、黄色いバラが植えられている外観はどこか活気的に感じられます。この写真は路地裏のような細い道のおうちの外観だったのですが、黄色いバラが植栽として植えているだけで、華やぐような雰囲気を醸し出していたほどです。

バラの植木

ピンクのバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

赤のバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

モンソローやでは、壁にバラを誘引させた植栽だけでなく、木立ちバラを玄関や窓の隣の小さなスペースに石で花壇を作り植えているおうちをよく見かけました。こんな小さな限られたスペースにもバラを植えることで、景観がおしゃれになっています。

バラの道

ピンクのバラが植栽されたフランスの田舎

バラが植栽されたフランスの田舎

このあたりの村を歩いていて、なんでもない歩道にバラが植えられているということが多々ありました。まるでバラの道みたい!と子どもたちが喜んでいたほど。おうちの所有者の方が植えられたのかはわかりませんが、なんでもない道に立派なバラが植えられていると、村の外観がぐっと美しくなります。塀の外にわざわざバラを植えるなんて、美しい村作りに貢献するため。住人たちの村の景観を大切にする想いが感じられました。

赤のバラが植栽されたフランスの田舎のおうち

バラの生産地の村を訪れてみて思ったことは、バラが植栽として植えられているおうちは絵になるように美しい。そして、その風景を見ることで、そのおうちの人だけでなく、その村を訪れる人も心豊かになるように感じられました。皆さんも、外観や庭作りにバラを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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