キッシュ

キッシュは、フレンチカフェやデパ地下のデリで販売されているせいか、作るのが難しいというイメージがありませんか。実は想像するよりも、とっても簡単に作ることができるのです。フランスでは、どの家庭でも必ず作られるお惣菜のひとつ。そんなフランスの家庭の味のキッシュをご紹介します。

ロレーヌ地方の郷土料理

パン屋で販売されているキッシュ
フランスのパン屋さんではいろんな種類のキッシュが販売されています。

キッシュといえば、キッシュロレーヌが有名です。キッシュロレーヌはフランスの北東部、ドイツ国境近くのロレーヌ地方の郷土料理。ロレーヌといえば、冬がとても厳しい地域なのです。積雪地域というわけではありませんが、冬は曇り空に覆われ、寒い日が続きます。

そんな厳しい冬の地域で生まれたのが、キッシュロレーヌです。 キッシュロレーヌはパイ生地に、クリームやチーズ、ベーコンと腹持ちのいい食材が使われているのが特徴です。具材を書き並べてみるだけでも、どれもこれもカロリーが高いものばかり。しかし、寒いときほど、お腹が満たされて、腹持ちがいいものを食べたいもの。まさにこの地域の気候に合った料理なのです。

私が初めてキッシュロレーヌを食べたのは、初めてフランスに来た冬の日のこと。東京とは違う底冷えする寒さに、手がかじかんで、「ううう、寒い…」。そんなとき、パン屋さんでたまたまキッシュロレーヌを見かけて、買って食べてみました。温めてもらったキッシュを食べたときは、クリームの優しい甘みが、身体に染み渡ると感じたのを記憶しています。

キッシュはフランスの家庭料理

キッシュ

キッシュは、ロレーヌ地方だけでなく、現在はフランス全土の家庭料理となっています。以前料理が苦手と話していたフランス人も、「キッシュは簡単だから、作れるわ。」と話していたほど、誰でも作れるフランスのお惣菜`

キッシュがフランスでよく作られる理由のひとつが、勿論キッシュは美味しくてみんな大好きというのもありますが、パイシートをわざわざ作る必要がないからかもしれません。勿論パイシートを手作りする人もいますが、どこのスーパーでもパイシートを安価に購入することができるのです。日本のスーパーで餃子や春巻きの皮が必ず売られているように、パイシートはどこでも買うことができるのです。

それに、キッシュは具材を焼いて、混ぜて、オーブンで焼くだけ。まさに時短料理のひとつ。「仕事のあと料理をする時間がないなんてときのおもてなし料理はキッシュなの。簡単にできるし、美味しいしね。」という話をフランス人から聞いたほど、手軽な家庭料理のひとつとなっています。

キッシュのレシピ

キッシュ

ここからは我が家で作るブロッコリーとベーコンのキッシュのレシピをご紹介。

材料 直径24〜26センチのタルト型1台分

パイシート1枚、生クリームか牛乳を150ml、卵3個、ブロッコリー一房、玉ねぎ2個、ブロックベーコン100g(お好みで調節してください)、シュレッドチーズ100g、塩

レシピ

1 ブロッコリーを塩茹でします。

2 玉ねぎを30分ほど、甘みが出るようにしっかり炒めます。

3 ベーコンも炒めておきます。

4 ボウルに卵を割り、生クリームと混ぜます。そこにブロッコリーと玉ねぎとベーコンを入れ、チーズも加えて、混ぜます。塩で味を整えます。(ベーコンに塩気があるので、あまり入れすぎないこと)

キッシュ作りの過程

5 パイシートを伸ばして、そこにフォークで穴をあけます。具材を流し入れます。

6 200℃に温めておいたオーブンで30分焼いたら出来上がり。(焼き時間はパイシートによります。)

アレンジは無限大

キッシュの具材は、ブロッコリー、ベーコン、玉ねぎだけではなく、実はアレンジがかなりきく料理。今回はブロッコリーを入れましたが、ほうれん草やマッシュルーム、アスパラガス、グリーンピースの入りのキッシュもフランスではキッシュの定番です。

キッシュは、冬に食べると美味しいと書きましたが、実はフランスでは冷めたキッシュも夏にいただきます。プチトマトやズッキーニなどの夏野菜入りの冷えたキッシュは、食欲の出ない夏にぴったりの料理のひとつです。

キッシュは、冷凍パイシートさえあれば、簡単に作ることができます。この冬は、フランスの家庭の定番のお惣菜キッシュで、ほっこり温まってみるのはどうでしょうか。

※この投稿は1年以上前に投稿された記事です