
いきなりですが、私、この数ヶ月、アパートを購入するために物件探しをしていました。フランスではどのように家を探すの?物件購入に向けて、フランスではどのように物件を見つけるのかリサーチしてみました。そんな中で知ったユニークなフランスならではの家探し方等をお伝えしたいと思います。
一番多いのは不動産会社を介して

日本でも物件探しは不動産会社、仲介業者を利用するというのが一般的ではないでしょうか。フランスでも基本的に物件探しは不動産屋を利用する人がほとんどです。あらかじめインターネットで気になった物件情報を収集し、不動産屋に連絡を取り、内見をするというのが一般的な流れです。またあらかじめ不動産屋に予算、住みたいエリア、部屋数などの条件を伝え、希望する物件が出次第、不動産屋から連絡があり、内見をして、購入に至るというのも一般的。このときのメリットは、まだ市場に出ていない物件情報を優先的に回してもらえるということ!
数年前パリとその郊外では不動産ブームでした。一番か二番手で内見しないと物件は購入できない。情報を早く手にして内見してすぐに購入する意志を示さなければ、購入できない。ちょっとした物件購入争いのようでもありました。当時物件を購入した人の話では、一年ほど物件探しをして、ようやく二番手で内見できたから、このアパートを購入できたというほどでした。そのとき、言われていたのが、物件を購入するためには不動産会社から市場に出る前の物件情報を手に入れることが大事ということがありました。いかに不動産会社と懇意になるか、物件探しにおいて大切なことと聞きます。
不動産屋を通さないで物件購入

日本で不動産屋や仲介業者を通さないで物件を購入するというのはハードルが高いとされているかと思います。フランスでは個人間で物件の売り買いをおこなうというのは一般的。そもそも不動産会社を通せば手数料が取られてしまうので、できれば個人間の直売買がいいという人がいるからです。
フランスでは個人間で物件を売却するための不動産サイトがあります。個人で物件を売却するには、このサイトに情報を載せるというのが一般的。また自宅の窓に「売り出し中 06-xxxx-xxxx(電話番号)」を書いた紙を貼り、それを見た人が連絡を取って、物件購入に繋がるということも多々あります。私も今回アパート購入にあたり、物件を見つけたのがこの方法でした。住みたいエリアの物件情報が不動産サイトで見つからず、途方に暮れていました。そこで、とりあえず住みたいエリアを見て回ろうと思い歩いてみました。この辺りでアパートが購入できたらいいなぁと思っていたところ、丁度アパートの窓に売却情報の看板があったのです。ここだ!と思い、そこで連絡を取ってみて、内見する日程が決まりました。実際アパートを訪れてみて気に入ったので、とんとん拍子にアパート購入となりました。
他に不動産屋を通さないで物件購入をする方法として、ユニークな物件の探し方だなぁと思ったのがこんなやり方でした。住みたいエリアの家の郵便受けに「私たちはこの地域が好きで住みたいと願っています。以下の条件で物件を探しています。」と書いた手作りのチラシを入れて、連絡があり、物件購入することができたという話でした。フランスでは、自分のおうちや地域に愛着を持っている人は、この地域に住みたい!と切実に願う人に売りたいと考える人がいます。ただ単にアパートや家を売却するのではなく、自分たちの家をまた地域に愛着を持ってくれそうな人にできれば売りたいと思うのだそうです。同じ価値を共有できる人に家を引き継いでほしい。フランス人らしい物件の売却方法です。
不動産会社を通さないで購入できるの?

日本では個人間で物件の売り買いというと、かなりハードルが高いという風に考えられていますが、フランスでは不動産会社を通さないでも、問題になることはありません。というのも、フランスでは物件の価格交渉が成立したら、公証人(notaire)を介した手続きをします。公証人が仮契約、契約の作成、契約時の仲介、行政機関での登録、送金仲介などの手続きを全ておこなってくれるからです。売り買いにおいて不動産会社よりもこの公証人(notaire)がしっかりとした働きをしてくれるかの方が重要だからです。またローンを組むときも、不動産会社を介していないからといって、ローンの申請が通らないということはありません。 公証人のもとで仮契約を結べば、ローンを組むことができます。
日本とは少し異なる物件の探し方でした。フランスではいかに物件購入に向けて積極的に動くかということが大切なのだと実感させられます。