
フランスではサマータイムが始まると、「アペロの季節」が来たとよく表現します。日が暮れるのが段々と遅くなり、どこか開放感が満ち溢れているこの季節。夕方になるとカフェのテラスはアペロで飲む人たちでいっぱいになり、夕陽が暮れるまでアペロを愉しみます。夕方の涼しい風を感じながら、愉しむ一杯のお酒は、本当に美味しいもの。今回のこのコラムでは、この時期にぴったりな家で作れる簡単なアペロのレシピをご紹介します。
アペロとは
アペロとは、 仕事終わりに、軽く同僚や友人たちとカフェやバーでワインやビールなどのアルコールを愉しんだり、週末友人たちを招いて、自宅でお酒と一緒におつまみを食べる時間のことを指します。アペロは基本的に軽食なので、料理に手間暇かけないで、人を招くことができるのが特徴。勿論、家族だけでアペロを愉しむこともあります。我が家でも土日の夕食はまずアペロからスタート。ディナーと違い堅苦しいマナーもなく、ただおつまみを食べながら、おしゃべりに花を咲かせる。子どもたちもアペロは大好きな時間なのです。
ひよこ豆のペースト「フムス」
中東諸国で食べられているひよこ豆のペースト「フムス」は、フランスではアペロでよく食べられます。ひよこ豆の甘みと煉胡麻の風味が美味しく、ヘルシーなアペロとして人気があります。フランスではフムスはスーパーで販売されていますが、簡単に作ることもできます。中東諸国ではお肉料理の付け合わせとして食べられるそうですが、フランスではクラッカーなどに塗って、おつまみとして食べることがほとんどです。
フムスのレシピ
材料
乾燥したひよこ豆200gまたはひよこ豆の水煮400g、すりおろしたにんにく1かけ、タヒニまたは煉ごま大さじ3、レモン汁大さじ2、オリーブオイル大さじ3、塩少々。
レシピ
1 乾燥したひよこ豆は一晩水につけておく。
2 ひよこ豆を柔らかくなるまで茹でる。茹で上がったらザルにあげる。その時に、茹で汁は取っておくこと。また、水煮のひよこ豆を使う場合は、ひよこ豆と缶の汁をしっかりと分けておくこと、
3 茹でたひよこ豆(または水煮のひよこ豆)をミキサーに入れ、 すりおろしたにんにく、タヒニまたは煉ごま、レモン汁、オリーブオイル、塩少々を投入し、ミキサーにかけます。ペーストの硬さを調節するために、茹で汁(または缶の汁)を入れて、ミキサーで混ぜます。フムスが滑らになっていたら出来上がり。また、味付けはレモン汁や塩を入れて、調節してみてくださいね。
フムスはエピスを入れても美味しくなります。お気に入りは、クミン入りのフムス。小さじ半分程度のクミンを煉ごま等と一緒にミキサーにかけるだけ。エキゾチックな味がしますよ。
ザジキソースで食べる生野菜のディップ
フランスでアペロでよく食べられるのが生野菜のディップ。人参、ラディッシュ、プチトマトなどの生野菜をザジキソースにつけて、お酒のつまみとして食べます。生野菜のディップはヘルシーなのが、嬉しいところ。ザジキソースはギリシャのヨーグルトソースなのですが、フランスではアペロとして人気があります。ザジキソースはスーパーにも並んでいるほどです。
ザジキソースのレシピ
材料
ギリシャヨーグルト200g (なければ水切りヨーグルト)、きゅうり一本、レモン半分ぐらいの汁、にんにくひと掛け、オリーブオイル大さじ1、ディル小さじ2(なくても可)、塩少々
レシピ
1 きゅうりは真ん中の種の部分をくり抜いて、刻む。
2 にんにくをすりおろす。
3 全ての材料を入れて、混ぜる。
ザジキソースはフランスではアペロとして食べられていますが、本場ギリシャでは、お肉やお魚料理のソースとしても使われているのだそう。使い勝手のいいソースなので、ぜひお試しくださいね。
今回は手軽に簡単にできるアペロのレシピをご紹介致しました。フランス人の大好きな習慣、アペロをぜひぜひ楽しんでみてくださいね。



