
フランス人の食卓に欠かせないものといえば、パンとチーズではないでしょうか。フランス人の家庭では、パンとチーズは必ず常備しています。フランスではパンは主食として大切な役割を果たしていますが、チーズも食前酒のおつまみ、メイン、デザートと多様な役割を果たしています。そんなフランスのパンとチーズのある食卓について紹介します。
パンとチーズはフランス人にとって当たり前にあるもの
パンとチーズはフランス人にとって「特別な嗜好品」というよりは、食の中でも最も身近な存在と言えます。パンは3食食卓に並ぶことも当たり前で、フランス人の食を支える根っこのような存在です。チーズは前菜やメインの料理のも使われますが、実はデザートとして食べられのです。何種類ものチーズを常備しているという家庭もあるほどで、朝食以外は毎食デザートに楽しむというフランス人も少なくはありません。
チーズは地産地消

フランスのチーズの多様さには驚かされます。まずフランスのスーパーに行くと、チーズ売り場だけでもかなりの面積を占めており、いかにフランス人にとってチーズが食生活において重要かということがわかります。またチーズは、何種類あるのか?と思うほど、ご当地チーズが数多く存在します。実際具体的な数は把握できていないようで、1000種類以上のチーズが存在していると言われています。チーズは、その土地で代々作られてきた文化的財産のひとつ。他の地方では作られることがないその地域独自のチーズが存在します。フランスの地方を訪れると、ご当地チーズが必ずといっていいほどあるので、その地域に住む人が代々食べ続けてきたという歴史に出会います。チーズは地産地消で、有名なチーズでない限り、他の地域では食べられることがありません。それほどまでにチーズというのは、その土地に根付いた食のひとつなのです。
デザートに食べられるチーズ
前菜、メインと食べて、最後はデザートにチーズを食べるというのがフランスの伝統的な食事のかたちのひとつ。最初はデザートにチーズ ?と正直驚きましたが、食後のデザートの感覚で食べられます。よくデザートは別腹といいますが、フランス人にとって、チーズは別腹。デザートとして、何種類ものチーズを食べることは食の喜びのひとつであるようです。
シンプルなフランスのパン

フランスのパンは、小麦粉と水と塩とイーストで作られる、シンプルな食べ物です。日本のようなお惣菜パンというものは存在せず、日常的に食べられるのは、バゲットやパン・ド・カンパーニュなどのハード形のパン。シンプルだからこそ、職人の技がものを言います。フランスのパンはどんなフランス料理にも合うので、フランスの家庭では常備していて、毎食ごとに食卓に出されるのです。
パンとチーズの組み合わせが最高
フランス人が好きなチーズの食べ方はやっぱりチーズを挟んで食べるパンではないでしょうか。チーズはそれだけで食べても勿論美味しいのですが、パンに挟んで食べるだけで、その美味しさが何倍にも増すように思います。パンとチーズは特別な食べ方というわけではなく、日常の楽しみと捉えられていて、フランスの大切な食文化のひとつです。
パンもチーズもシンプルな食材です。シンプルだからこそ、毎日の食卓に並んでも、飽きないごちそうのひとつです。職人の技がものをいう食材、だからこそ素朴な味わいが日々の暮らしに根付き、食卓に欠かせない存在です。フランス人にとってパンとチーズは、毎日の食卓に欠かせない、暮らしを象徴する食べ物です。