フランスのバター

フランス人の食生活に欠かせないなぁと思う食材のひとつはバターです。フランス人は本当にバターをよく食べる、食べる。フランスの家族と一週間ほど一緒に過ごすと、もうこの量のバターを全部食べてしまったの?と、ときには驚かされるほど、バターの消費量は日本人が想像するよりもずっとずっと多いのです。そんなフランスでは、バターの種類も多く、意外な食べ方も。今回はフランスのバターについてお話をしてみたいと思います。

バターの種類

フランスのスーパーのバター売り場
フランスのスーパーのバター売り場

 

バター大国フランス。スーパーに行くと、棚一面にバター売り場があります。どのような種類のバターがあるのでしょうか。

発酵バター

発酵バター
日本でも人気のあるエシレバターは発酵バターです。

 

フランスでは、バターといえば発酵バターが主流です。日本では悲発酵バターが一般的ですよね。なかなか聞き慣れない発酵バターとは一体どんなものでしょう。発酵バターとは、原料の生クリームに乳酸菌を混ぜて発酵して作られたもの。悲発酵バターとの違いは、バターにコクがあることです。確かにフランスののバターは、濃厚な風味と味わいがあり、パンと食べるとバターの存在感がしっかりと感じられます。フランスの発酵バターは、チーズほどではないけれど、濃厚な美味しさが病みつきになる!という人が多々いるほどです。

生バター

生バター
Grand Cruと書かれているのが生バター

 

フランスでは、生バターという種類のバターも存在します。生バターとは、無殺菌のクリームで作られたもの。生バターは、発酵バターよりさらに濃厚な風味が特徴です。日本にはほとんど輸入でも入ってこないと聞くので、フランスでしか味わえないバター。フランス人のようにバターを食べない私ですが、生バターを買ってパンに塗って食べるときは、ついつい手が止まらないほど、濃厚で癖になる美味しさがあります。

このように食べる

バゲットとバター

フランス人がどのようにバターを使うのでしょうか。やはりパンにバターを塗って食べるというシンプルな食べ方が一番ベストと考えるのではないでしょうか。日本でもバタートーストという食パンにバターを少し溶かす食べ方がありますが、フランス人はバターをチーズ感覚で塗って食べるのです。

バゲットや田舎パンにかなりたっぷり目にバターを塗ります。フランス人の中には、バターをチーズのように切ってのせて食べるという人もいるほどなんです。このとき、有塩バターでパンを食べるのがおすすめ。程よい塩っ気とこくがあって、パンとの相性もすごくいいのです。多くのフランス人とって、朝はやっぱりパンとバターが一番。シンプルだけれど、バターが一番美味しく感じられる食べ方なのです。

バターとジャムとパン

また朝食では、パンにバターを塗ってその上にジャムを塗って食べるのも一般的。最初その光景を見たときは、バターかジャムどちらか塗るものだと思っていたので、ちょっぴり驚いたのを今でも覚えています。なぜにバターとジャムを同時に?でも食べてみると意外や意外、美味しい。フランスのバターって濃厚な美味しさがあるので、クリームチーズにジャムを塗って食べる感覚に近いかもしれません。

ラディッシュと有塩バター

ラディッシュと有塩バター

レシピというほどではありませんが、バターの美味しい食べ方として、有名なのがラディッシュに有塩バターを塗ったもの。フランスではアペロとしても人気です。最初、ラディッシュに有塩バター塗るなんて、想像もできないと突飛な組み合わせに驚いてしまいましたが、一度食べてみると、納得の美味しさ。瑞々しいラディッシュに塩分の効いた濃厚なバターがよく合うのです。

油の代わりとしても使われる

フランスでは、炒めものをするときにバターがよく使われます。肉料理の副菜としてよく食べられるインゲンのバターにんにく炒めはフランス人が家でよく作る料理。にんにくをバターで炒めて風味をつけ、茹でたインゲンを投入してさらに炒めるというシンプルな料理ですが、バターとにんにくの風味がしっかり感じられ、バターの美味しさが味わえる料理のひとつです。

フランス人パンとバター、フランス人にとってこの組み合わせは、食生活になくてはならないもの。食習慣の根っこのように感じられるほどです。そんなフランスのバターは文句なしに美味しい。日本でフランスのバターを見かけたらぜひ購入してみてくださいね。

※この投稿は1年以上前に投稿された記事です