フランスの春

フランスではサマータイムが始まり、春らしい陽気の日が続くようになってきました。そんな春一番のフランスのイベントと言えば、イースター。フランス人のイースターの過ごし方をご紹介します。

イースターとは?

イースターのショーウィンドー

春頃になると、イースターという言葉をよく耳にするという人も多いかもしれません。イースターはイエス・キリストの復活をお祝いするキリスト教のお祭りのひとつ。フランスではPâques(パック)と呼ばれています。イースターは、春分の日のあとの最初の満月から一番目の日曜日に祝われ、2023年は49日がイースターにあたります。フランスはイースターの次の日の月曜日もイースターマンデーと呼ばれ、祝日となっています。

ちなみにフランスでは3月に入ると、街はイースターモード。豊穣と繁栄の象徴である卵、鶏、ひよこなどのイースターの装飾が街を彩ります。そんなイースターのショーウィンドーを見ていると、厳しく寒い冬ももう終わりで、春の訪れまでもう少しなのだと感じさせられます。実際に、イースターが近づくと、ぐんと気温も高くなり、春らしい陽気な日が続くようになります。マグノリアや梅の花が咲き始め、イースターが春を運んでくれると言ってもいいかもしれません。

子どもたちのイースター工作

卵にペイントをする子ども

フランスではイースター前になると、幼稚園や学校では、イースターの工作をするのが習わしとなっています。我が家の子どもたちも、イースターの塗り絵やイースターカードやチョコレート入り !?イースターバスケットなどを作って持って帰ってきていました。フランスでは、学校でチョコレートが貰えるの?とちょっぴり驚いてしまいましたが、フランスならではの嬉しい習慣のようです。

またイースター前には、可愛いうさぎやひよこなどのさまざまな飾りが売られているので、イースターが近づくとおうちにイースターの飾りつけを楽しみます。

イースターの飾り付け

フランスではこの季節イースターの飾りつけキットが販売されているので、子どものいるおうちでは、イースター前に飾りつけを一緒に作ったりもします。我が家も、エッグペインティングやうさぎの飾り付けの工作を楽しみました。

本物の卵を使ってイースターのエッグをペイントする人もいますが、なかなか制作するのは難しい…。今年はペインティング用のたまごを買ってきました。イースターにふさわしい春らしい色をテーマに、子どもたちも各々絵の具で色つけをしていきます。卵のペインティングは少し難しいようでしたが、それでも、子どもたちもお好みのイースターの飾り付けができて大満足の様子。「あと何回寝たらイースター?」と聞いてくるほど、イースターが待ち遠しいよう。イースターを待つのみです。

家族団欒のイースター

イースター当日は家族で集まることが行事のひとつとなっています。イースター当日の昼頃から家族一同が集まり、昼食を共にするのが一般的。この日は祝日を利用して、遠くに住んでいる家族の元へ帰るフランス人も多くいます。

ウッフマヨネーズ

意外かもしれませんが、フランスでは、クリスマスの用に、イースターで必ずこれを食べるという特定のメニューは特にありません。イースターは縁起ものとして、ウッフマヨネーズを食べるおうちがあると聞くぐらいです。ウッフマヨネーズは、ゆで卵と手作りしたマヨネーズの前菜。なぜ、この日にあえて卵料理を食べるのかというと、卵は無病息災を意味しているからです。かなりシンプルな料理ですが、手作りのマヨネーズが素朴で美味しくて、よく冷えたゆで卵と食べると、春の陽気な天候の下、とりわけ美味しくいただける前菜なのです。

エッグハント

イースターのチョコレート

イースターの子どもたちの楽しみといえば、チョコレート !イースターでは、こんなに食べ切れるの?とびっくりするぐらいの量のチョコレートを子どもたちは貰います。家族、親戚、知り合いなどからチョコレートを貰うのがフランスの習わし。我が家の子どもたちも、イースターはチョコレートの日!と思っているほどです。毎年多くのチョコレートを貰い、ニコニコ笑顔。この日は、年に一度のお楽しみで、貰ったチョコレートを好きなだけ食べれるという特別な日なので、胃も心もすっかり満足しているようです。

エッグハント

イースターの日は、庭があるおうちでは、庭にチョコレートを隠して、エッグハントが行われます。「見つけた!」、「ここにあるよー!」と子どもたちの嬉しそうな声が響き渡ります。子どもたちにとって、大好物のチョコレートを探し出すなんて、楽しくて仕方ないイベントなのです。アパートのお家などでは、勿論エッグハントはできませんが、この日はそんな子どもたちも楽しめるように、エッグハントのイベントも開催されています。

イースターまでもう少し。今年は春一番のフランスのイベントイースターを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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