
フランス人にとって日曜日は特別な1日。普段の食卓とは違い、豪華な料理を家族で囲むこともあれば、普段よりちょっぴり手抜きな軽食で済ませることもあります。そんなフランス人の日曜日の食卓についてお話します。
日曜日は家族と過ごす

フランス人にとって日曜日は、カトリック教の影響から、歴史的に日曜日は礼拝と休息の日とされてきました。近年少しづつ変わってきていますが、それでもフランスでは日曜日は基本的にお店も閉まっていて、どこかに出かけるというよりも休息する日という意識が今も根付いています。特に日曜日は家族と過ごす日として今でも大切にされています。実際フランス人との会話の中で「日曜日何をしているの?」という話になれば、勿論毎週というわけではないですが、親や義家族の家でランチをするという返答がよくあるので、フランス人にとって日曜日は家族と過ごす日という習慣がしっかり根付いているのだと実感させられます。
家族で過ごすランチの時間


日曜日の夜は次の日が仕事や学校があるので、基本的に休息しますが、昼は家族で食卓を囲むことが多いです。親や義家族だけでなく、祖父母や親戚などの家族と過ごすということも多々あります。フランスでは、レストランは日曜日も開店しているところも多く、家族でレストランで食事をしたり、またそんな家族で過ごす時間のランチは、勿論フランスの伝統的な料理を堪能します。家族が集まれば、アペロから始まり、前菜、メイン、そしてデザートと、フランスの日曜日の食卓は会話を楽しみながら何時間と過ぎていきます。気がついたら夕方なんていうこともよくあること。簡単にランチをして解散なんていうことはなく、長時間食卓を囲むということが、よくある日曜日の過ごし方なのです。
家族で過ごす日曜日の食卓は、勿論家庭によりますが、伝統的なフランス料理が並ぶことがほとんどです。この時は、時間をかけて料理を準備して、それに合ったワインを選びます。ワインを楽しみながら、ゆっくりと食事と会話を堪能するのです。
頑張りすぎない料理

一方で、日曜日は休息の日という意識も強いため、自分達の家族のみでゆったりと日曜日を過ごすときは、簡単な昼食で済ませるというときも多いのです。
例えば、フランス人の日曜日の食卓によく上がるのが、プレロティ(鶏の丸焼き)です。フランスでは日曜日の朝マルシェが開催されていることが多く、ロティスリーと呼ばれるプレロティ(鶏の丸焼き)のスタンドが必ずといっていいほど立っています。私のよく行くマルシェでは、ロティスリーにはいつも長蛇の列ができているほど、多くの人がプレロティ(鶏の丸焼き)を購入しています。ロティスリーでは、付け合わせのじゃがいもや野菜も売られているので、それさえ購入してしまえば、調理の必要もなし。
フランスの子どもたちも、基本的にプレロティ(鶏の丸焼き)が大好きなので、ランチの準備を頑張る必要もなく、家族全員が満足するので、日曜日の食卓にプレロティ(鶏の丸焼き)が並ぶことは多々あります。
その他にも、朝昼兼用のブランチも近年フランス人に人気のスタイル。朝はゆっくりと起きて、11時頃に普段の朝食スタイルに卵料理やサラダを取り入れたブランチで簡単に済ませるということもあります。
日曜日はフランス人にとって特別な日で、食卓では非日常が感じられます。家族と豪華な食事で食卓を囲んだり、手軽な食事でゆったりと過ごしたり。それぞれ違うけれど、フランス人の日曜日の価値観が表れているようです。