
「フランス人って夕食に何を食べているの?」という質問をよく受けます。他の国ではどのような夜ごはんを食べているのか気になるものですよね。美食の国フランスでは、さぞかし夕食も手の込んだフランスを食べているのでは?と想像してしまいますが、フランスの平日の夕食って実はシンプルなのです。フランス人の夕食事情について紹介します。
平日と休日では違う夕食事情
フランス料理と言えば、調理に時間のかかる、手の込んだ料理というイメージがありますよね。フランス人は毎日そのような伝統的なフランス料理を食べることはそんなにありません。働く女性が多いフランスでは、平日の夜は手の込んだ料理を準備することは基本的にないのです。夕方家に帰ってきて、仕事で疲れている中、それから1時間も料理をするというのは大変なこと。平日の夕食の準備は最低限に済ませるのがフランス人の夕食スタイルなのです。
しかし、休日は平日のシンプルな夕食とは違い、伝統的なフランス料理を作って家族で食卓を囲みます。フランス人の夕食の話を聞いていると、休日の夜の夕食は特別なようで、夕方から何時間もかけてじっくりと夕食を作るという人もいるほど。また子どもの頃、お母さんが作ってくれた休日の夕食が思い出として残っているというフランス人の話を聞いたことがあるほどで、休日の夕食は特別なのだとつくづく感じさせられました。
頑張り過ぎないことが大切
フランス人の平日の夕食スタイルを見ていると、頑張りすぎないことって大切なことだと思います。特に働く女性にとって、平日にそこまで家事に時間をかけることができないと考えるのは共通意見です。例えば、共働きの家では、家政婦さんに平日掃除のサービスを頼んだり、食器洗い機を利用したりなど、家事にかける時間は最低限に抑えています。夕食に関しても、できる限り時短できる料理を準備します。子どもがいる家庭でも、給食で子どもたちは一応バランス良く食べているし、たんぱく質、野菜、主菜が取れていれば、簡単な夕食でよし!としている人も多くいます。
作り置きや冷凍食品を利用
ではフランス人は具体的にどのようなものを夕食に食べているのでしょうか。
フランスでは、週末にある程度作り置きをしたり、冷凍食品も利用しながら、夕食を準備します。
例えば、冬場だと週末にポタージュスープを多めに作って、それを週の間に前菜として食べる。夏場はサラダ菜を週末に洗っておいたり、キャロットラペやキャベツのサラダなどのお惣菜を準備して、すぐにお皿に盛り付けるようにしておくなど、前菜は簡単に済ませるように事前に準備しているおうちが多くあります。また前菜は何日か同じものを食べても問題ないと考える人も多いので、多めに作っておき、何日かかけて食べます。フランス人が平日に食べる前菜は、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。
また冷凍食品も比較的多く活用しています。日本でも少し知られるようになった冷凍食品専門スーパーPicard(ピカール)は、フランスの主婦なら必ずといって利用しているほどポピュラー。メインディッシュの付け合わせは、Picard(ピカール)の冷凍野菜を炒めたものや本当に時間がないときは冷凍のラザニアやピザで済ませたりと、冷凍食品を時短の為に利用することは多々あります。
その他に平日は、簡単にお肉や魚を焼いた料理やハムなど、ほとんど調理しなくて良いものでささっと夕食を済ませています。
フランス人を見ていると、自分が無理し過ぎるのではなく、ある程度栄養が取れていたら大丈夫というスタンスが、ストレスなく仕事と家事、子育てを両立させるコツなのだと感じさせられます。無理な頑張りをするのではなく、手放すことも大切なのだと教えられるようです。

